【面子の国でっせ】
北京・上海と行われた「活力日本」展が、今回は香港で開催。イメージキャラクターを務めるAKB48前田敦子仲川遥香増田有華がミニライブとトークショーを開催。
時事通信

日中国交回復40年記念と震災復興を銘打った大規模な中国向けPR活動、それが「活力日本(元気な日本」活動です。2月の北京を皮切りに、上海、そして今回の香港と、3都市で活動を行いました。そのイメージキャラクターを務めたのがAKB48なのですが、北京に来たAKBメンバー、上海に来たAKBメンバー、今回の香港に来たAKBメンバーを見てふと思い立ったことがあります。
「・・・北京しょぼくね?中国政治的にやばくね?」
さっそくそれを検証するために、AKB48恒例の「総選挙」順位から、参加メンバーの人気を序列付けしてみましょう。なお順位が付いているのは40位まで、何も数字が付いていないのは研究生です。

[AKB48「活力日本」参加メンバー(カッコ内は2011年総選挙順位)]
北京:梅田彩佳(22)・仁藤萌乃(31)・藤江れいな(40)・川栄李奈(-)・森川彩香(-)・名取稚菜(-)
上海:板野友美(8)・横山由依(19)・梅田彩佳(22)
香港:前田敦子(1)・増田有華(20)・仲川遥香(24)
となります。これだけで「北京軽視、数合わせ説」が成立してしまいますが、結論を出すのはちょっと置いて、中国政治の文脈で理解するとどうなるのかを考えましょう。
AKB総選挙では1位〜12位を「メディア選抜」、21位までを「選抜メンバー」と区分けしているらしいので(神セブンはファンの用語で、AKBの正式な呼称ではないので使用しません)、これを中国共産党の指導者層である中央政治局常務委員(以下常務委員)、中央政治局委員に当てはめてみましょう。そうなると総選挙22位〜40位:中央委員、選外〜研究生:中央候補委員と、実にいい感じで比較が可能になります。このようにして参加メンバーを中国政治的に解釈すると、こうなります。
[香港参加メンバー(カッコ内は序列)]
常務委員(総書記):前田敦子(1)
中央政治局委員  :増田有華(20)
中央委員     :仲川遥香(24)
[上海参加メンバー(カッコ内は序列)]
常務委員   :板野友美(8)
中央政治局委員:横山由依(19)
中央委員   :梅田彩佳(22)
[北京参加メンバー(カッコ内は序列)]
中央委員  :梅田彩佳(22)・仁藤萌乃(31)・藤江れいな(40)
中央候補委員:川栄李奈(-)・森川彩香(-)・名取稚菜(-)

「香港に総書記自らが、上海には常務委員クラスが来たけど、首都の北京には中央委員が中央候補委員連れ立ってしか来なかった」という由々しき解釈ができますな。ファンがお金を落とすのはそら香港、上海でしょうが、それを許可・コントロールするのは政治都市である北京です。その北京だけ軽視したかのような今回の人事は、正直いかがなものかと思いますね。矢面に立たされた北京担当者が「まあ例えるなら、首都には令計画が団派の部下を連れて来たみたいなもんで、、、」とか、「梅田彩佳胡春華クラスなんです!だから上海にも連れていっているんです。それに研究生も孫金龍クラスの有望株ばかりなんです!!」とか必死で説明している姿を想像すると楽しいのですが。まあ次回行われる総選挙で梅田彩佳さんの躍進を期待しておきましょう。


長く書きましたが、ワタシはPerfumeの”のっち”推しです。


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