時は新中国成立直後。
偉大なる毛主席は、漢字を廃止してアルファベット導入を本気で検討していた。その時、言語学者ピンイン(中国語を読むときに使う、アルファベットの注音記号)を考案した趙元任は、このショート・ショートを書いて毛主席を諌めたという。
『施氏食獅史』
石室詩士施氏,嗜獅,誓食十獅。氏時時適市視獅。十時,適十獅適市。是時,適施氏適市。氏視是十獅,恃矢勢,使是十獅逝世。氏拾是十獅屍,適石室。石室湿,氏使侍拭石室。石室拭,氏始試食是十獅屍。食時,始識是十獅,実十石獅屍。試釈是事。

これ、全部発音が「shi」の単語だけで作られてるんです。
ちょっと感動。
ちなみに元ネタは、こちらのblog
「中国語通訳の手帖」
http://blogs.yahoo.co.jp/bao_bao_cj/folder/1206559.html
この人も文章すげー。これが中国人の文章かいな?