【人事情報です】
チベット自治区党委書記の張慶黎(60)が河北省委副書記に転出し、間もなく定年を迎える張雲川・河北省党委書記(65)に代わりトップに立つ模様。後任には陳全国・河北省長(57)がチベット自治区党委書記に就任。
 他には白恩培・雲南省党委書記(65)と衛留成・海南省党委書記(65)が定年でお役御免。後任はそれぞれ秦光栄(62)と羅保銘(60)省長が昇格。


【もっと色々やらかしていると思いますが】
やっとこさ人民日報が故宮博物院の批判文章を掲載。「もう院長を任命するときはきちんと専門家にすべき」と指摘している模様。
論説で出た中国の博物館のお粗末事件
甘粛省武威博物館では、館長の親戚が漢代の文物を素手で持ち出して撮影しようとして落として破壊。挙げ句接着剤でくっつけて何もなかったこととしたことが露見して館長が免職(2007年)
・湖北博物館では国宝の九鼎を破損。ガラスケースから出そうとして落っことした(2000年)。
・新疆博物館では少数民族の文物にカビを発生させてしまい、館長の指示でそれらを焼却(1999年)。


【「海蟹号」でもいいけど】
香港誌「鏡報月刊」は、大連の海に浮かんでいる空母に関して、「その後国産の原子力空母を作っていて2015年又は2016年に就役。最初の空母の名前は「遼寧ー旅順号」と複合式の命名になるのでは」と指摘している。ちなみに同誌によると、命名は中央軍事委員会主席、つまり胡錦濤が決定権を持つということで、だったら「和諧号」一択かと思います。


【ぶっちゃけすぎてます】
防大学戦略研究所所長の金一南少将が、公演で「この数年汚職で捕まったやつらの中には、実はスパイ容疑だった、ってヤツが結構いる」と詳細をサービス発言。
金一南少将:
「例えばさあ、死刑になった社保基金会の佟達寧。あいつ実は台湾のスパイで人民元の切り上げ情報を台湾に流してたんだよね。お陰で台湾は数千万元単位で損をせずにすんで、あいつ総統賞もらったらしいよ。
 あと大きなとこでは、外交部の李濱。あいつは北朝鮮の駐在公使やって、その後駐韓大使まで出世した。金正日とは2人で朝まで酒飲んでたっていうくらい仲良かったらしいぜ。韓国の新聞なんかは「国家機密漏洩罪で逮捕された」なんて言ってたけど、捕まったのは韓国のスパイやってたって容疑なんだよ。あいつのせいで六カ国協議が面倒なことになっちゃったよねー。一応カネで情報売ったってことにして懲役かけたけど、実は大使は相手国のスパイでした、なんざどこの世界の話だよって(笑)。
 そういや去年やられた康日新っていたでしょ?核工業集団の書記で中規委の委員もしてた。あいつは核情報をある国に売り渡しててさ、あん時は流石に中央もビビってさ、『洗いざらいテッテ的に調べろ!』って。たしか5中全会の前に外向けには汚職ってことで双規したんだけど、まあ本当のことは言えんわな(笑)。
 まあ、よその悪口ばっか言ってても仕方ないから、ちょっと自己批判もしようか(笑)。亡命した国防部の外弁アメリカ局長の徐俊平大佐。あいつは軍領導の訪米に同行したりして、上の受けが凄く良かった。あいつが流していた情報は『ミサイルがいくつ、その精度がどんなもの』ってな情報じゃない。『リーダーのあいつはこんな性格、こいつはこんな風にして物事決めてる』って流したんだ。怖ぇよなあ、そら機密情報だわ(爆笑)。
 他には王慶前って中国国際友好連絡会で日本駐在してた大佐がいただろ?あいつさ、駐日大使館務めしてた頃、定期的に大使館の窓空けるんだってよ。なぜだかわかる?日本に頼まれて遠隔操作機器の感度上げるためだったんだって。んでもって大使と駐在武官には盗聴器つけてた。さすが小日本、技術力があるねえ(笑)。
 まあ、徐俊平や王慶前なんかは大陸では軍に憚って報道しないけど、外国のやつらには結構書かれたねえ。」


【日本ならドッキリと間違われるシチュエーション】
歌手の張咪が北京空港で警察に拘束。架空の公演に関して150万元だまし取られたという密告があった模様。なお、彼女の弁護士は早速声明を発表し、疑惑を否定。


三国志水滸伝→楚漢戦争という流れ】
「いつやるか」とかよりも「いくらカネかけたか」が喧伝される中国の大型時代劇ですが、来年は「楚漢伝奇」全80集が制作される模様。主演は陳道明、共演に何潤東、楊立新、孫海英、胡東、劉雨欣ら。監督は「三国」と同じ高希希。